『私がフェミニズムを知らなかった頃』は痛いです

小林エリコ著。葉山図書館蔵。

上野千鶴子先生が、言葉を寄せています。「小林エリコさんは段階ジュニア世代。団塊世代の私たちが育てた子どもだ。女の子からここまで自尊心を奪い、男の子がここまで自己チューにふるまう社会を私たちは再生産してしまったのか。」

私も読みながら、胸が苦しくなりました。普通の女の子が普通に成長していく中で、ここまで傷つけられてボロボロになるなんて。

小林エリコさんの経験が決して特殊ではなく、私にもいくらかは似たような経験があり、思い当たることがあるからこそ、痛いのです。

女性が、常に身の安全を気にしなければならない社会。痴漢、セクハラ、付き合う男性の機嫌を気にして、ハラハラすること。

自分を大事にできず、周囲の都合に合わせて無理をしてしまうこと。

進学したくても、応援してもらえないこと。

まだ、世の中は大きく変わっていない。でも、ようやく女性が声を上げられるようになった。戦ってくれた先輩女性のおかげです。共感してくれ、応援してくれた男性たちのおかげです。

もちろん、男性も苦しいのだとはわかっています。男性は、男性同士の戦いを生き抜くことに必死なのでしょう。そこに女が参戦してきたら、ますます苦しくなると思うのでしょう。

けれど、だからといって、女や子供に八つ当たりしたり、踏みつけたりしていい、ということにはならない。

人が人を大事にできる社会だったら、誰でも、今より楽に生きられると思うのです。いま、辛くて大変な女性に、この本をお薦めします

まず、あなた自身をあなたが守ってあげて下さい。一人では無理な時は、どうぞ声を出して助けを求めて下さい。葉山町周辺にお住まいの方でしたら、私にご相談下さい。地元の自治体も相談に乗ってくれます。

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